MOTOSHOP KAJIGAYA FACTORY
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当店ではフレーム修正の技術を応用したフレームの補強も行っています。
普通のオートバイを普通に乗っている分には大概の車種はフレーム補強の必要性はあまりありません。
ただし、昔の車両を現在の足回りに換装したりしてバランスを崩してしまった場合(これはタイヤのコンパウンド技術の向上によってグリップ力が高くなったケースも含みます)や、素材の経年劣化等によって設計時のフレーム剛性が得られなくなったしまった場合、エンジンの出力アップで元々の剛性では足りなくなってしまった場合、昔の車両で現在の交通事情ではあわなくなってしまった・・などどうしても剛性アップの必要性が求められるケースは多々あります。
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フレーム補強に使用する補強材は市販の補強材を利用する場合の他、車種に合わせて必要箇所分製作しています。
補強材の多くはクロームモリブデン鋼を使用していますが、クロモリ鋼は引っ張り強度に優れ、丈夫で軽量なので補強材の材料として適しているからです。これは同じ形状であっても強度が上がることから薄肉化が可能になり、軽くて剛性の高い物が出来るという利点があるからなのです。しかし、溶接しないほうが無難と言われている高炭素鋼の進化型のために通常の鉄材のようには溶接できないという欠点を持っています。 |
右の写真はパイプカッターという機械でパイプの端面や曲面部分に合わせて自由な角度・位置で切削することが出来ます。新規に補強材を製作したり、既製品の補強材で合わないものの修正をしたりするのに使っています。 |
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これは当社で新たに製作したカワサキ・Z用の補強材の一部です。下が当社新型、左側が某社の既成品です。
クロモリ鋼板の3ピース溶接加工を施した既製品に比べてコンパクト化と剛性を高め、車体のスムージング化にも一役買っています。

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